プログラマーになるには、何から始めればいいの?
最近、この質問が増えてきました。
プログラミングについては、いくつか記事を書いていて、特に評判のよい記事が以下の2つ。たぶん、こういう記事を読んだプログラミング初心者さんからの質問だと思うのですが……
個別に返事するのが難しいので、以下にまとめました。
目次
さて、この質問、「プログラマーになるには、何から始めればいいの?」。
回答は非常にシンプル。ひとことです。
プログラミングスクールへ行きましょう。
独学という方法もあるんですが、右も左もわからない素人さんの場合は、まずスクールへ行くのが一番だと思います。
なぜなら、スクールには以下の3つのメリットがあるからです。
プログラミングスクール メリット
- 近道 => 効率的にスキルが身につく
- サポート => 質問できる。就職にも有利。
- モチベーション => 挫折しにくい。
近道 => 効率的にスキルが身につく
じつは独学でもプログラミングスキルを磨くことは可能です。
ネットでも本屋でもたくさんの教材(動画レッスン・技術書)が見つかります。
でも、難しいのが「どの教材をどの順番で手に取り勉強していけばいいか」の判断。
プログラミングを身につけたいのは、手に職をつけるためですよね?
初心者が勘を頼りに学習プランを立てると、稼ぐレベルに達するまでの道のりが遠くなってしまう危険があります。
しかし、スクールへいけば「カリキュラム」があります。
カリキュラムとは、限られた期間で必要なスキルを身につけるための計画のこと。
たとえば、見てください。この計画表。
これは「テックキャンプ」のカリキュラムです。
期間はわずか10週間。現場へ入るためのスキルをマスターできます。
この完璧な道筋。これだと道に迷う心配がありません。初心者から始めても、最短ルートで稼ぐためのスキルを身につけられます。
でも、なかには「こんな密度の濃いカリキュラムについていけるのかなあ?」と不安になる人もいるでしょう。
本気で手に職をつけたいですか? それならわずか10週間。必死になれるはず。
目標も期限も決めずに、だらだらと気の向くまま勉強を続けてると、出口の見えない勉強にだんだんと飽きが来て、結果、フェードアウトしてしまうのが関の山です。
事実として、「テックキャンプ」では、このスパルタ式のカリキュラムがあるおかげで高い転職率を達成してます。
なんと転職率97%。10人中9人がカリキュラム終了後に職をゲット。
本気でプログラマーとしての職を得たいなら、こうしたスパルタ式のカリキュラムへ身を任せるのが確実です。
サポート => 質問できる。就職にも有利。
独学には、以下のようなサポートはありませんよね。
- 技術サポート
- キャリアサポート
スクールでは、この2種類のサポートのおかげで、手に職をつけるということが独学よりも実現しやすくなります。
技術サポートとは?
スクールの講師によるスキルアップのためのサポートです。質問に答えてくれたり、動かないプログラムの原因を一緒に探してくれたりします。
以下は「テックキャンプ」の技術サポート。専属のトレーナーがスキルアップだけでなく、スクールを卒業したあとの進路についてもサポートしてくれます。
キャリアサポートは、就職の斡旋や転職支援のこと。
スクールによっては、IT開発企業と提携し、卒業生に優先して雇用のチャンスを与えてくれます。
キャリアサポートの例。「テックキャンプ」では、専門のキャリアアドバイザーが、エンジニアとして現場で活躍していくための相談に乗ってくれたり、実践的な就職活動のノウハウをアドバイスしてくれたりします。
スクールは単にスキルを磨く場所ではなく、プログラマー・エンジニアとしての将来を現実に変える場所です。
つまり、ただ勉強して卒業を目指すのではなく、職を得る場所。
就職・転職のことも考えれば、スキルサポートだけでなくキャリアサポートも付くスクールを選んだほうが有利です。
モチベーション => 挫折しにくい。
プログラミング学習で一番難しいのが、モチベーションの維持です。
とにかくプログラミングを勉強する過程では、つまらないこと、むずかしいことへ直面する機会が多いので、本当に挫折しやすいんです。
特に独学は孤独。なまけることも自由なので、くじけやすいといえます。
一方でスクールには、これまで説明してきたように以下の2つがあります。
- カリキュラム
- スキル・キャリアのサポート
計画的なカリキュラムがあるおかげで、遠回りを避けられます。
特に、短期集中型のスパルタ式カリキュラムを選べば、飽きる前にスキルを身につけてしまえます。学習期間が短いほうが、挫折の機会が少なくなりますからね。
スキルとキャリアのサポート。技術的にわからないことをいつでも質問できる環境、プログラマーとしての将来を相談できる存在が、挫けそうな気持ちを救ってくれます。
未経験者にとって、プログラミングはかなり難易度の高い学習になります。自分ひとりの気持ちだけで、いくつもの山を乗り越えるのはかなりしんどくなるはず。
スクールへ行けば、計画的なカリキュラムと心強いサポートがあります。こうした自然とモチベーションが維持しやすい環境へ身を置けることが、スクールの一番大きなメリットではないでしょうか。
プログラミングスクール デメリット
これまでさんざんプログラミングスクールのメリットばかりを語ってきました。
でも、もちろんデメリットもあります。
- 学費を無駄にするリスク
プログラミングスクールの学費、だいたい給料の1〜2ヶ月分。これから就職・転職を目指す人にとって、ためらいなく出せる金額ではないはずです。
しかし、学費は職を得ることで回収が可能。学費は先行投資と同じです。
といっても、途中で挫折してしまったら、大金をドブに捨てたのと同じ。
プログラミングスクールを途中で挫折してしまう最大の理由は、上でもお話したとおり「モチベーションの低下」です。やる気がなくなってしまうんですね。
なぜ、やる気を失ってしまうのでしょうか? 掘り下げてみると、以下のようなきっかけでモチベーションを失ってしまうようです。
プログラミングスクール 失敗の理由
- 本業が忙しくなってしまった
- 授業についていけなくなった
- 講師・メンターと相性が合わなかった
- そもそもプログラミングが好きじゃなかった
なんと、じつはプログラミングスクールの挫折率は50%以上。このような理由で、2人に1人が学習途中でプログラマーになる将来を諦めてしまっているんですね。
こうした失敗を避けるには?
正しい方法でプログラミングスクールを選びましょう。
正しくスクールを選ぶことができれば、上であげた失敗のリスクを減らしモチベーションを維持しやすくなります。
プログラミングスクールの選び方
ネットを検索すると数え切れないほどヒットするプログラミングスクール。その中から今回は特に評判の良い以下の4校、5コースを選びました。
スクール名 (コース名) |
テックキャンプ (短期集中) |
ポテパン (キャリアコース) |
ポテパン (ビギナーコース) |
TechAcademy (転職コース) |
CodeCamp (エンジニア転向コース) |
---|---|---|---|---|---|
言語 | Ruby | Ruby | Ruby | Java | PHP |
期間 | 10週間(2.5ヶ月) | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 |
授業料 | 648,000 | 250,000 | 300,000 | 298,000 | 448,000 |
入学金 | なし | なし | なし | なし | 10,000 |
月単位の学費 | 259,200 | 83,333 | 75,000 | 99,333 | 112,000 |
無料体験 (or 無料カウンセリング) |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
*横スクロールで表全部が見られます。
スクールを選ぶときのポイントは以下の2つ。
- 短期集中型のカリキュラム
- 講師が現役エンジニア
このたった2つの条件を満たすスクールを選べば、間違いはありません。
短期集中型のカリキュラム
半年以内で就職・転職を出口にしている「実践的なスキル」が学べるスクールへ行きましょう。
短い期間であれば飽きにくいですし、本業に忙しい人でも予定を組みやすくなるはずです。
長くても期間は6ヶ月以内。短期集中で、現場に近いスキルを身につけられるスクールを選びましょう。
さっきも見せましたね。「テックキャンプ」のわずか10週間で現場に近いスキルを学べるカリキュラム。
エンジニアはチームで働きます。単にプログラミングスキルを身につけるだけでは足りません。チームでプロジェクトを進行するための業務スキルも求められます。
たとえば、以下の「テックキャンプ」での実践的なカリキュラムは、チーム開発のノウハウも学んでいけます。
「ポテパンキャンプ」でも、実践的なカリキュラムが整ってます。
以下の進め方で基礎から応用までを身につけ、最終的にはECサイトの開発ができるくらいの技術レベルを目指します。
このように…
- 期間 ー> 飽きにくく、本業が忙しい人でも予定の組みやすい半年以内
- カリキュラムの内容 => 実践的でチーム開発のスキルも学べる
こうしたスクールを選びましょう。
講師が現役エンジニア
必ず現役エンジニアが講師を務めているスクールを選びます。
プログラミングの技術は常に進化します。スクールを卒業したあと、すぐに現場で活躍するためには、今、現場で使われている最新の技術を身につけておいたほうが有利です。
講師自身に、転職経験が豊富であればなお良しです。プログラミングスキル以外に、エンジニアとしての将来について色々と相談ができますよね。
将来的にフリーランスとして独立を考えている人もいるでしょう。フリーランスとして活動していくには、
- 人脈の広げ方
- 案件の探し方
- 単価の上げ方
こうした、就職して働いていくのとは別のノウハウが求められます。フリーランス経験のある講師がいてくれれば、独立前の不安をいろいろ相談できますよね。
たとえば「ポテパンキャンプ」。講師陣に魅力があります。
現役エンジニアがプログラミングスキルの評価をしてくれるので、現場で通用するスキルを身につけやすいです。
また、「ポテパンキャンプ」は、もともとエンジニア用の転職サービスを運営しているため、開発企業とのコネクションを期待できます。
以下は、実際に卒業者が就職を叶えた企業。スクール通学中の頑張りが、そのまま優良な自社開発企業への扉を開いてくれるわけです。
「テックキャンプ」も、講師の質はもちろん、キャリアアップのサポートの質も高いですね。
こうした技術と職の両方で質の高いサポートを期待できる現役エンジニアが講師を務めているスクールを選べば、エンジニアとしての将来に有利です。
どのプログラミング言語を選べばいいの?
じつは大きな悩みどころ。以下を見てみましょう。
スクールによって身につけられるプログラミング言語が違います。
スクール名 (コース名) |
テックキャンプ (短期集中) |
ポテパン (キャリアコース) |
ポテパン (ビギナーコース) |
TechAcademy (転職コース) |
CodeCamp (エンジニア転向コース) |
---|---|---|---|---|---|
言語 | Ruby | Ruby | Ruby | Java | PHP |
無料体験 (or 無料カウンセリング) |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
*横スクロールで表全部が見られます。
言語ごとに用途が変わり、市場での需要も異なります。どの言語を選ぶかは、就職率や生涯賃金へ影響するんですね。
プログラマー専用の転職サイトを見ると、言語ごとの給与の差や求人数をなんとなく把握できます。これから学んでいく言語を決めるのに参考になるので、今のうちに見ておくのもいいと思います。
以下は転職サイトの例。登録するとIT系の求人が見られます。
ちなみに、ぼくがもしこれからプログラミングを始めるとすると、「Ruby」を選びます。AirBnBやクックパッドなど普段馴染みの深いウェブサービスがRubyで作られているからです。
「作ってみたいなあと思うサービスに使われている言語」という選び方もおすすめです。
未経験からでも本当に就職できるの?
就職を出口にした実践的で転職サポート付きのスクールを選べば、かなり可能性は高まります。
以下は、「テックキャンプ」の就職率。
スパルタ式のカリキュラムはついていくのに大変ですが、はいつくばってでもついていきましょう。
不安な人は基本的なスキルくらいは予習しておくといいですよ。以下のスキルは、特にウェブ系のプログラマーを目指す場合は必須。
- HTML/CSS
- JavaScript
- コマンドラインの使い方
以下の「Progate」は、無料で始められる初心者向けのプログラミング学習サイトです。スクールへ入る前の予習に最適。
フリーランスになるには?
働く場所と時間に縛られないフリーランス。
スクール卒業後すぐにエンジニアとして独立、自力で稼ぐ将来を夢見る人も多いと思います。
個人的には、一度くらいは就職しチームで開発する環境へ身を置くことをおすすめしたいです。
スクールを卒業したばかりのスキルはまだ半人前。フリーランスになっても、単価の安い案件しか受けられないからです。
過去に、フリーランスのスキルアップについて記事にしました。
上の記事でもお話してますが……
フリーランスが時間と場所の自由を得られるのは、収入が安定してから。
収入を安定させるには、単価のアップが欠かせません。でも、単価をあげるにはスキルアップが先決。
フリーランスで特に未熟なうちは、手持ちのスキルの範囲で対応できる仕事ばかりを受けがち。結果、スキルアップができないんですね。
一方、会社へ入ればチームでの開発が強いられます。スキルを超える作業を担当させられることはしょっちゅう。その度に新しい知識が身につく成長を期待できるんですね。
ぼくもたくさんのフリーのプログラマーさんと仕事を一緒にする機会がありますが、就職経験のあるプログラマーさんのほうが技術的に信頼できる気がします。
プログラミングは、建築とよく似ています。表側では動いていても、裏側を見ると土台や柱がめちゃくちゃで、その場しのぎの立ち方をしていることがあります。
問題なのは、それに作った本人が気づいていないこと。そういうハンパなスキルで案件をこなしてしまっている人が、会社経験のないフリーランスさんのほうに多い印象です。
会社へ務めると、厳しい先輩からのスキルチェックもあります。自己流で身につけた知識を正せるチャンスが環境的に自然に得られるんです。
フリーランスの寿命を延ばすのはスキル。「スキル=信頼」。
長くフリーランスとして活躍したいなら、まずは正しいスキルを身につけることを目標に、スクールを卒業したあとの進路を考えてみてください。
でもやっぱりフリーランスがいい? それなら、以下のようなフリーランス向けのコースもあります。
「テックキャンプのフリーランス」を目指すコース。
フリーランスになるまえに抱きがちな不安。
こうした不安を解消するためのフリーランスならではのノウハウを学べるみたいです。
おすすめ プログラミングスクール
途中途中でおすすめのスクールを例にあげながら「プログラミングスクールの選び方」を説明してきました。
もう一度スクールを選ぶときのポイントを記しておきます。2つありましたよね。
- 1. 短期集中型で現場に近い実践的なカリキュラムが整っている
- 2. 技術と進路、両方のサポートが受けられる
この2つの条件を満たすスクール4校、5カリキュラムが以下です。
スクール名 (コース名) |
テックキャンプ (短期集中) |
ポテパン (キャリアコース) |
ポテパン (ビギナーコース) |
TechAcademy (転職コース) |
CodeCamp (エンジニア転向コース) |
---|---|---|---|---|---|
言語 | Ruby | Ruby | Ruby | Java | PHP |
期間 | 10週間(2.5ヶ月) | 3ヶ月 | 4ヶ月 | 3ヶ月 | 4ヶ月 |
授業料 | 648,000 | 250,000 | 300,000 | 298,000 | 448,000 |
入学金 | なし | なし | なし | なし | 10,000 |
月単位の学費 | 259,200 | 83,333 | 75,000 | 99,333 | 112,000 |
無料体験 (or 無料カウンセリング) |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
*横スクロールで表全部が見られます。
テックキャンプ エンジニア転職
ぼくならここへ、第一候補。
オンラインだけでも学習可能。全国どこにいても就職・転職を目標にできる
カリキュラムの内容、講師の質、就職サポート、どれも評判が良いですね。
眼を見張るのは、転職成功率97%。将来が楽しみです。
ただ、かなりのスパルタ式カリキュラムなので、覚悟しましょう。趣味としてなんとなくプログラミングをたしなんでみたいなあという人は絶対に行っちゃダメです。
一方で、本気でプログラミングを仕事にしたい人は前向きに飛び込んでいきましょう。
受講期間はたったの10週間です。必死になっても死にません。
ポテパンキャンプ
こちらも「テックキャンプ」と同じく超実践的なカリキュラムを誇るスクール。
スキルアップはもちろん、提携企業が強みの就職斡旋のためのサポートも付いてきます。
受講料が他と比較して安いのも魅力ですね。
スキルアップのためのお金はあとで回収可能なので先行投資と同じ。単純に安さだけでスクールを選ぶのは間違ってますが、安くて質が良いなら、そのほうがいいに決まってます。
オンラインで完結するのも、特に地方在住者や本業に忙しい人には嬉しいでしょう。
TechAcademy (エンジニア転職保証コース)
「テックキャンプ」、「ポテパンキャンプ」、どちらも学習言語はRubyです。
Ruby以外を選択するなら「TechAcademy (エンジニア転職保証コース)」。Javaを習得できます。
本来は、以下のように様々なスキルを身につけられるオンラインスクールですが、
転職を目指すための「エンジニア転職保証コース」もあります。ここで転職を目標にJavaを勉強できるんですね。
無料体験ができるので、プログラミングという職がそもそも自分にあっているかどうか不安な人は、まずは試してみるといいと思います。
CodeCampGATE(コードキャンプゲート)
「CodeCampGATE」では、PHPを身につけられます。
PHPはWordPressでも使われていて、ウェブサービスを作るときにもよく利用されるので、市場での需要が多い言語です。
4ヶ月で就職に必要なスキルの習得を目指します。
オンラインスクールはサボりやすく、それが理由で途中での挫折が多いです。
でも、CodeCampGATEでは出席に厳しいところが特色。強制力がなければ、いくらカリキュラムと講師の質が良くても、なまけちゃいますからね。
CodeCampGATEでも無料体験レッスンの用意があります。オンラインでのレッスンは、人によって合う/合わないがあるので、初めての人は必ず無料体験をしてからにしましょう。
まとめ
結局は自分しだいといわれがちなプログラミング学習。
でも、特に職を得ることを目標にした場合は、環境によって成功率が大きく変わるのが事実です。
できるだけモチベーションが維持しやすく、就職・転職を目指しやすいスクールを選んでみました。
どのスクールも無料受講が可能で、本申込みの前に説明会を実施しているところもあります。
ぜひ各スクールのサイトを訪れ、まずは無料受講、無料説明会への参加から試してみてください。
- それでも独学派のあなたへ
- プログラミングを身につけるのは独学でもじゅうぶん可能です。重要なのはやり方。挫折しないコツを以下にまとめました。ぜひ読んでみてください。
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