ReWorkというサイトです!
デザインも得意なエンジニア、イリテクさん発のサービスで、開発中から気になってました。
働くフリーランスの側だけじゃなく、働き手を探している企業側も登録できるようになったみたいで、僕も登録してみました。
よい機会なので、Reworkの紹介も兼ねて、リモートワークのグッド/バッドについて書いてみようと思います。フリーランスにとって、仕事の探し方、働き方の選び方について参考になれば嬉しいです。
ReWorkってどんなサイト?
- 時給で働きたいリモートワーカー
- 時給で働いてくれるリモートワーカーを探している企業
この2者を結びつけてくれるサイトです。
出社必要なしのいわゆる在宅勤務を最近では「リモートワーク」なんてカッコよく呼んだりしますね。
厳密には、自宅だけじゃなくて、コワーキングスペースやレンタルオフィスを仕事場にしている人もいたり、あるいは、セキュリティにこだわる必要のない仕事であれば、カフェで働くことも可能だったり。
東南アジアへ旅行すると、ビーチでのんびりしながらキーボードをタイプする欧米人によく出会います。聞けば、リモートワーク中だとか、羨ましい最高の職場ですね。
要するに、出社せずに会社のオフィスを離れて働く方法=リモートワーク、そして、リモートワークする人を「リモートワーカー」と呼ぶわけですね。
今までもクラウドワークスやランサーズなど、リモートワーカーが仕事を見つけられるサイトはありました。でも、今回のReWorkは、「時給単位」というくくりでお仕事と人材を探せるのが特徴です。
リモートワークのメリット
じつは僕の会社にも、何人か時給ベースで雇用契約を結び、働いてもらっているリモートワーカーの方々がいます。
そして、僕自身が職場の縛りなく働くリモートワーカーなので、けっこう実感してますよ、リモートワーカーを雇う企業側とリモートワーカーの両サイドでのメリットを。
雇用する側としては、やっぱりコスト面でのお得さを第一に感じます。
皆さん、出社不要で働く場所を任せているので、こっちで働く場所となるスペース、つまり事務所を確保する必要がなくなります。
固定費の中でも特に態度がデカい家賃、あるのとないのとでは、最終的に残る利益がめちゃくちゃ変わってきますからね。
それに、出社があると、交通費も負担しなくちゃいけなくなりますし、なんだかもったいないですよね、実際、出社も帰宅時も通勤中の生産性はゼロなわけですから。
お仕事のパフォーマンスにもだいぶ満足してます。
案件ごとに単価を決めて発注するのとは違って、雑務も含め複数のタスクをまとめ投げすることができます。
いつ働くかは任せているので、リモートワーカーさんの方で適当に時間配分を決めてもらって、優先順位の高い方からタスクをこなしてもらってます。
これが、めちゃくちゃ助かってるのです。週間や月間で完了を考えている予定が、着実に進行していくのは気持ちがいいです。
リモートワーカーさんの立場では、どんなことがメリットになっているのでしょうか。
主婦の方にも何人か時給で手伝ってもらってます。
- 時間帯を臨機応変に働けるから家庭を守れる!
- 少しでも収入が安定するので安心感が生まれる!
というのが、家庭を支える主婦の方々の代表的な言葉です。口を揃えて言われますね。
僕は育児の経験がないので、お子様を育てる大変さをなんにもわかっちゃないのですが…
本当にあるみたいですね、とっつぜんお子様が病気になったり、理由もなくぐずつきだしたりして、もう仕事なんてやってる場合じゃないよ状態に陥ることが。
そういう爆弾(おっと失礼:))を抱えておられるママさんワーカーには、わりと納期に余裕があるお仕事を担当してもらってます。クライアントワークではなく自社で運営しているサイトのデザインや、お客さんからの注文だと時間よりもクオリティを重視するタスクなどですね。
スキマ時間で稼ごうとする主婦のガッツはすごくて、期待以上の生産性に現れる熱意に頭があがりません。
スピードを誇る早打ちガンマン的な人材も確保できているので、速攻で対応が必要なタスクがある場合も困りません。
案件単位じゃなく時給ベースだとつながりが長期的になるので、働き手の得意分野と働き方の都合がよくわかります。
役割分担さえまちがわなければ、業務全般の進行に問題がないどころか、得意なことだけを任せられるので、仕事のスピードと質への不満はなくなります。
働く方にとっても、貢献できるほどに給与へ反映されるので、嬉しい仕組みになっているのではないかなあと思ってます。
リモートワーカーのデメリット
ただ、できることをしてもらうことが多いので、技術的な挑戦の機会にはあまり恵まれないのかもしれませんね。
時給制なので、生産性を重視にできることばかりをやらされます。あと、同僚もいないので、まわりから受ける刺激も少なくなります。
オフィスワークをしたことのない僕がいうのも説得力に欠けそうですが、仕事場を共有していると、例えばPhotoShopのレイヤーの使い方でも、隣のデスク越しに「お、こんな方法あったの?」という発見に出会ったりしそうじゃないですか。そういうのが起こらない点が在宅勤務では淋しいところですね。
クラウドソーシングとの違い
クラウドソーシングも、空き時間で仕事を探す方法としては便利です。でも、依頼する側の動機が「安さ」の場合が多いので、他に安くやってくれる人がいれば、乗り換えられちゃいます。
コンペ形式だと、通らなければ、せっかくの労働が水の泡になりますよね。
収入を安定させるには、時給ベースでの長期的な契約に並行し、クラウドソーシングで単発の案件にチャレンジするというのが良さそうです。
落選しそうな、スキルを越えるコンペにも、安定した収入があれば、挑戦しやすいでしょうし、コンペの度に新しい技術の習得も期待できます。
さてさて、こんな感じに、時給制でのリモートワークについて、デメリットも交えながら旨味を語ってきました。
僕のところではシンプルな業務ばかりを任せているのでうまく回ってますが、複雑で規模の大きなプロジェクトとなると会議の仕方や勤怠チェックなど仕組みの部分で苦労することが多そうです。いちおうは一般化してきているリモートワークですが、管理する仕組みとか環境はまだまだ不足してます。
今回のReWorkもまだできたてほやほやで、登録ユーザーが少ないという現状は否めませんが、うまく盛り上がっていくことで、フリーランスの働き方の選択肢が増えるといいなあと期待してます。
ちなみにウェブさえも募集してます。ブログで告知しているよりも少しスキルの高いデザイナーさんを、そのスキルのぶん時給も若干ですがアップしてるので、興味のある方がいればぜひ応募してください。
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