プログラミングの独学、難しすぎて「キーッ」
こうなってはいませんか?
さて、今回は久しぶり! プログラミングについて書いてみました。
プログラミングの独学に励む初心者さんへ、以下の2点をお伝えしたいと思います。
- プログラミングの独学を挫折なく続けるコツ
- 独学から稼ぐレベルへスキルアップする方法
独学に嫌気が差す頃、この下にあげたような「気持ちの揺れ」が生まれたりします。
- プログラミングスクールへ行ったほうがいいの?
- 高額教材は役立つの?
- アフィリエイト/ブログのほうが稼げるの?
こうした迷いを断ち切るための(いちおうweb業界で10年生き残る)僕なりのアドバイスも書きました。
プログラミングのスキルを劇的に上達させる内容ではありませんが、挫けそうな気持ちをもう一度前向きにさせるためのヒントくらいにはなると思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
プログラミングの独学を挫折しないコツ2つ
プログラミングの独学を挫折しないためには、以下の2点を守るだけ。
- 1. 基礎は最初の3ヶ月で終わらせる
- 2. 小銭でもいいので早めに稼ぎ出す
プログラミングは最初の3ヶ月が大事。飽きる前に基礎を短期集中で身につけてしまいましょう。
基礎を学ぶ3ヶ月の途中でもいいので、できるだけ早いうちに報酬が発生する案件への挑戦を始めます。
案件で稼ぎながらポートフォリオを充実させれば、独学開始から半年以内には開発企業へ就職できるはずです。
就職してしまえば、あとは現場で強制的にスキルが鍛えられます。
そのあと昇進や転職を重ねキャリアアップを目指すか、思い切ってフリーランスとして独立するかは自由。手に職がつけば、働き方は自分で選べます。
これが挫折を避けプログラマー/エンジニアとして一人前になるための最短で最も成功率の高い黄金ルートです。
さらに詳しく解説していきます。
1. 基礎は最初の3ヶ月で終わらせる
ダラダラと基礎ばかりを繰り返しても飽きるだけ。
基礎は短期集中で身につけます。効率性を優先し、早く安く学べる方法を選びましょう。最近だと、おすすめはやっぱりオンライン学習ですね。
- 初心者に最適なオンライン学習サービス
- Progate(プロゲート): 入門に最適。画面の指示に従い進めていくだけで様々なプログラミング言語の基礎が習得できます。
ドットインストール: 動画レッスンの老舗。3分以内にまとめられた動画はサクサクと取り組みやすく続けやすいです。
テックキャンプエンジニア転職: これからプログラミングを始めるなら。オンライン学習可。スクールへ行けば独学より効率的にスキルを学べます。転職支援はスクールならではの大きなメリット。
よく百科事典みたいな分厚い本を最初に選んでしまう人がいますが、絶対ダメ。真面目に最初から1ページずつやりきろうすると、途中で必ずモチベーションが尽きます。
ああいう分厚い本は、ある程度学習を進めたあとに使うほうが効果的。復習を兼ね1から流れに沿って知識を整理したいときに使います。
独学初期は、本でもオンラインでも、薄くて浅いものを数多くやり遂げるほうがおすすめ。達成感をすぐ味わえるので、途中で飽きず確実にスキルを増やしていけます。
そもそもプログラミングを学習する目的は、「お金に変えられるスキル」を身につけるため。プログラミングの全知識をマスターすることが目標ではないはずです。
稼ぐのに最低限必要な基礎が身についたあとは実戦で「応用力」を鍛えます。
2. 小銭でもいいので早めに稼ぎ出す
実戦とは、報酬が発生する案件のことです。
早めに案件へ挑戦するほど挫折しにくくなります。なぜなら、案件が以下の2つを同時に上げてくれるからです。
- モチベーション
- スキル
独学で一番難しいのはモチベーションの維持です。
特に独学初期は、本や画面の指示通りに手を動かすだけの作業ばかり。成長が実感できない単純な作業の繰り返しに嫌気が指してしまうのも当然です。
でも、案件なら「報酬」というご褒美があります。
目の前にお金をぶら下げられれば、飽き始めていた気持ちも再燃するはず。お金が意欲をかきたて、その意欲がスキルアップへつながります。
プログラミングが上達する原理は「トライ&エラー」です。
「トライ&エラー」とは、すなわち「成功と失敗」。このサイクルを回すほど成長します。
- 作る → 動かない → 調べる → わかる
このサイクルを強制的に回してくれるのが案件です。
仕事なので「わからない、めんどくさい」は通用しません。原因不明のエラー、お客さんのわがままから逃げることは許されません。
必死に立ち向かい納品まで至ります。その過程で身につくのが以下の3つのスキル。
- 応用スキル
- 提案スキル
- ディレクションスキル
独学では身につかない、案件だからこそ鍛えられるスキルです。
応用スキル
独学中は動画や本の指示どおりに手を動かせれば合格でした。
案件ではそうはいきません。お客さんの要望を形にするための方法を自分で考える必要があります。独学で身につけた基本知識を組み合わせ応用する力が求められるのです。
提案スキル
案件では単にお客さんの要望に応えるだけでは足りず、プラスで専門的な視点からの提案も期待されます。
「ここは既存の仕組みを利用すれば安く実装できますよ」や「ここをこのままにしておくとセキュリティのリスクがあります」など、専門性が高く実用的なアイデアを示すことができなければ、優れたエンジニアとしての評価は築けません。
新規案件を得るときだけでなく、リピーターとして再度発注してもらうにも提案スキルが必要です。
ディレクションスキル
ディレクションとは進行を管理するための業務のこと。具体的には、お客さんとのやり取り、スケジュール調整、工数計算、要件定義などがあげられます。
独学中に作るプログラムと案件の大きな違いは「予算と納期」です。予算と納期の範囲内で最高の結果を導くには、上であげたような業務にも慣れておかなければいけません。
独学開始から半年以内に開発企業への就職を目指そう
これまで説明してきた、案件だからこそ鍛えられる3つのスキル。
- 応用スキル
- 提案スキル
- ディレクションスキル
この3つを磨きながら実績を積み、就職活動を始めます。
就職活動で求められるのがポートフォリオ。ポートフォリオとは作品集のことです。
模写や模索した個人の作品ばかりが集められたポートフォリオよりも、プログラマーとしての実績が伝わるポートフォリオのほうが、就職活動で有利です。
独学開始後の3ヶ月を基礎学習。それと並行し案件に挑戦しながらポートフォリオを充実させていけば、独学開始後半年で開発企業へ就職できるチャンスが掴めるはずです。
しかし、もしあなたが以下のような状況にいるなら……
- 3ヶ月を過ぎてまだ初心者用の教材ばかりを続けている
- 半年間、まだ一度も案件に挑戦したことがない
「なぜ、プログラミングを始めたのか?」客観的に振り返ってみてください。
最近、プログラミングの独学を始めた人に多いのが、「プログラミング = いまどきの稼ぎ方」という理由です。
- 時間・場所を問わず仕事ができるらしい
- 給料が良いらしい
- 副業でもできるらしい
- 転職に有利らしい
- 主婦業・子育てのかたわらでも稼げるらしい
こうしたイメージからプログラミングに入ることに罪はありません。確かにこれらは「プログラマー/エンジニアのメリット」だからです。
でも、こうしたメリットが実現するのは、実務レベルのスキルを身につけたあと。それまでの道のりは、いま実感している通り長く険しいものです。
プログラミング自体に興味がなければ、スキルアップの過程で楽しさを見つけられません。楽しくないことが長続きするわけはないですよね。
だから、やっぱり「作りたいものがある」からプログラミングを始めた人は強い。
プログラミングスキルを上達させる原理は「トライ&エラー」。(少し上のほうで説明しましたよね)手を動かし、作って失敗を繰り返すことでスキルが育ちます。
でも、作りたいものがなければ、最初の「作る」が起きないので「トライ&エラー」が回りません。
なので、独学を始めて半年、プログラミングで作りたいものが見つけられなかったら、いま以上にスキルを伸ばすことは難しいと思います。
プログラミングスクールへ行けばなんとかなる?
これ、独学にいきづまりを感じ始めた頃におかされやすい病気です。
「スクールへ行けば楽に飛躍的にスキルがアップする」、そんな幻想に脳がおかされてはいませんか?
独学をしばらく続けてきた人がスクールへ行くとき、注意してほしいことがあります。
- スクールへ行っても新しい学びはありません
まったく、というわけではありませんが、多くは一度学習した経験のあることばかりでしょう。
スクールは短い期間で基礎知識を身につけるところです。すでに3ヶ月以上を勉強している人ならスクールへ行っても、これまでの復習をするだけです。飛躍的なスキルアップを期待して行くと裏切られます。
ただ、スクールのメリットはスキルアップだけではありません。
- 就職・転職支援
個人的には、これがスクールの一番のメリットだと思ってます。
例えば、「テックキャンプエンジニア転職」はわずか10週間でプロのエンジニアを目指す「スパルタ式」のプログラミングスクールです。
オンラインだけでも学習可能。全国どこにいても就職・転職を目標にできる
単に勉強が目的ではなく「転職・就職」をゴールとしているので、キャリアアドバイザーも専属につき、職を得るまでの道のりをサポートしてくれます。
以下は「テックキャンプ」の転職率。
もし、あなたが本気で転職・就職を目指しているなら、「テックキャンプ」のような転職率の高いスクールで学びなおすのもアリでしょう。
無料でキャリアップのためのカウンセリングを行っているので、独学途中で心が折れかけている人は話だけでも聞いてみるといいと思います。
スクール選びに迷う人は以下の記事も参考にしてみてください。
高額教材、買ったほうが良いの?
個人的には、買う必要はないと思ってます。
初心者を対象にした教材なら、だいたいどれも内容は同じ。無料でも有料でも、あるいは、本、動画、PDFと教材の形式が違っても、中身に大きな違いはありません。
どんな教材でも重要なのは結局「やるかやらないか」。買ったあとの行動です。
- 無料の教材をやった人
- 高額教材を買っただけの人
どんな教材でも買ったあとの行動が効果を決めます。
プログラミングのスキルアップに魔法のような裏技はありません。
だいたい突き詰めると高額商材を買いたくなる動機は「楽して稼ぎたい」だと思うのですが、楽を求めて高額商材を購入すると中毒化します。怖いです。
読んだだけで新しいスキルは身につきません。
読んだあと、いかにも自分が成長したかのように錯覚してしまいますが、プログラミングのスキルは手を動かして初めて身になります。読んだだけでは購入前のレベルと同じ、なにも変わってないのです。
スキルアップがなければ、稼ぐための力も付きません。教材を買っただけで生活や仕事が潤うことはないのに、また楽を求めて高額教材を頼ってしまいます。
この繰り返しの末路がノウハウコレクターです。
筋トレの方法をいくら知っていても、体を動かさない限りかぎり筋肉はつきませんよね。
プログラミングも同じです。どんな教材でもセミナーでも、教えを実践しなければ成果は得られません。
アフィリエイト、ブログのほうが稼げる?
これも独学からの逃げ道としてよく浮かぶ選択肢です。
「アフィリエイター/ブロガー」に「自由で楽しい稼ぎ方」のイメージを持つ人は多いと思います。
でも、現実的にはアフィリエイトもブログもプログラミングと同じ。積み重ねの結果がお金に変わるビジネスです。
プログラミングから乗り換えても「日々コツコツ」が同じように求められます。
しかも、ブログ・アフィリエイトの収入の伸びはめちゃくちゃ遅く、かつ、不安定です。
初めての収益が発生するまで半年や1年かかるというのは普通。しかも、努力が実りやっと初めての収益が発生したその翌月になんと再び収益がゼロに戻ってしまった、ということも珍しくありません。
アフィリエイト・ブログの収入を支配する存在が以下の2つです。
- 広告主
僕の涙ながらの実体験を例にすれば、つい最近1ヶ月60万円の広告契約が飛びました。ある広告主が、コロナウイルスの影響で広告予算を縮小しなければいけなくなったからです。
1ヶ月60万円だと年間では720万円ですね。それだけの売上が広告主の都合によって突然なくなってしまいます。
Googleの検索結果の変動もよく起こります。「昨日まで上位1ページ目にランクインしていたはずなのに、今日見てみると圏外になってた」。これ、ブロガー/アフィリエイターの日常です。
アクセスが増えるほどアフィリエイト・ブログの収益は伸びます。アクセスが増えるのはゆっくりなのに、圏外に飛ぶのは一瞬。積み重ねた苦労をいきなり無にされるのは泣けます。
一方でプログラミングは、積み上げたスキルが突然0にされることはありません。
スキルアップするほど単価や給料が上がるのが普通です。仮に病気や子育てなどで一旦休職してもスキルは失いません。再び就職先を見つければ再起は可能です。
身につけたスキルに裏切られることはないのです。
だから、苦しまぎれにアフィリエイト・ブログへ逃げてしまうのはおすすめできません。楽を求めて選んだ別の道。実はいま以上に苦しく不安な道になりますよ。
ただ、「プログラミングの独学」というテーマはアフィリエイト・ブログと相性が抜群です。
独学に苦労している人はあなた以外にも多く、プログラミングに関連するアフィリエイト商材もたくさん見つかります。
独学者をターゲットにしたブログを開設し、プログラミングに関わるアフィリエイト商材を利用すれば、半年後で月5万円くらいの収益は達成可能です。
また、ブログには知識を定着させるメリットもあります。
ぼくがたまに技術系の記事を書くのはそういう理由があるからです。
下の記事はプログラミングを勉強中の人に評判の良い記事ですが、これも実は自分に向けて書きました。
これを書いたことで、Bootstrapの使い方がもう一度しっかり身につきました。
こうした効果が得られるので、ブログ・アフィリエイトを始めることはプログラミングの独学過程で決してマイナスにはなりません。ブログがきっかけで案件や就職の誘いがくる可能性もありますからね。
なので、極端に独学をやめようとせず並行してブログ・アフィリエイトも挑戦してみるといいと思います。
それでも挫けそう?
すでに独学を3ヶ月以上続けてきたらなら、やっぱり案件に挑戦してみてください。
10年以上、こうしてウェブ業界で生き残っていますが、じつは何も特別なことはしていません。少し背伸びが必要な案件への挑戦を続けてきただけです。
一番最初の頃は、今みたいにクラウドソーシングが普及してませんでした。実務経験がなく業界にコネもない僕が、案件を得るのに利用した方法は「リスティング広告」です。
そのときのスキルは、WordPressが軽くいじれた程度。既存テーマのカスタマイズはできましたが、オリジナルテーマの開発はムリ。
そんな未熟すぎる僕でしたが、いまほどWordPressが一般的ではなく個人で安く受けている業者がいなかったこともあり、広告を出した翌日には初めての案件を受注します。
WordPressを使った簡単なコーポレートサイトの構築でした。
簡単とはいえ、生涯で初めての案件です。お客さんとの打ち合わせでは、なんとか取りつくろってましたが、内心めちゃくちゃびびってました。「こうしてほしい」という要望のひとつひとつに「できるかな」と震えてました。
実際、そのときのレベルでは対応が難しい要望もありましたが、「できない」とは言えません。必死に方法を探しました。
最終的には無事に納品。スキルが未熟なぶん、とにかく親切・丁寧にやりとりすることを頑張りました。そのかいあって満足していただけたようです。
いまでもこのお客さんとは関係が続いています。最近、3度目のウェブサイトのリニューアルをご依頼いただきました。
この最初の案件以来、続けていることは同じです。「自分にはちょっと難しいかな」と思える案件であっても、ずうずうしくチャレンジ。
難しい案件ほど成長できます。スキルがあがれば単価もあがり、挑戦を繰り返すほど生活も潤ってくるはずです。
要は勇気を出して最初の案件へ足を踏み出すだけ。
手持ちのスキルでできそうな案件を見つける方法はたくさんあります。
まずはクラウドソーシング系のサイトを片っ端から見ていきましょう。
- スキル別クラウドソーシング
- クラウドワークス
: <初心者可>運営期間が長くサービスの質にも定評がある一方で、登録者が多いため案件獲得の競争が激しいのがデメリット。Bizseek
<初心者可>単価は低め。でも、わりと本格的な内容の案件も見つかるので経験を積むためならじゅうぶん使えるサービスです。スキルクラウド
<初心者可>身につけたスキルを出品できるサービス。単価は低いけれど気軽に腕試しができます。クラウドソーシング【_ist】
<初心者可>まだスタートしたばかりのサービス。案件の種類と数が少ないですが、登録者も少ないので案件獲得のための競争はゆるめです。フリーランスの求人サポートサービス「クラウドテック」
<中〜上級者>リモートで継続的な収入が入る案件を見つけられます。レバテックフリーランス
<中〜上級者>高単価の案件を得るには、どんなスキルが求められるのか。将来の目標として登録しておくのもありです。
僕のようにリスティング広告を利用するのもおすすめ。なかなかレアな方法ではありますが、プログラミング以外の知識、マーケティングやコピーライティングを学ぶきっかけにもなります。
以上、プログラミングの独学をいま挫折しそうな人が少しでも前向きになってくれたら幸いです。
コメントを残す