突然ですが、おしりにストローを突っ込まれたことありますか?
太さは、マックシェイクを飲むときのストローと同じくらいでしょうか。
そういえば人が食べたり飲んだりするものを吸い込むときに、一番おいしいと感じるスピードは母乳を吸うときの速さと一致するらしいです。なんと! マクドナルドのストローは、その母乳を吸う速さでマックシェイクを吸える太さに調整されているそうです。
出典は、マクドナルドの元社長である藤田さまの著書です。実は読んでませんが、ネットを検索すると関連話がいろいろヒットするのでオモロイです。
さて、話を戻して。そんな太いストローをオシリに突き刺すことになったのは、決してそういう趣味があったからではありません。大腸のCT検診のためです。人間ドックのメニューのひとつで、それを終えて、ついにすべての検査が完了しました。
そこで今回の体験談を書こうと思ったしだいです。
人間ドックができる病院をお探しの方は以下のサイトが便利です。
早期発見が命を救う
自営業をやってる方やフリーランスさんは、会社主催の定期検診がないですよね。悪いことはいいません。早めに一度受けてきなさい。
特に30歳を過ぎ40代が近づくと、突然体質が変わり、今まで健康だったはずの部位に障害が現れやすくなります。どこかに重大な病気が隠れていることがあります。
自営業やフリーランスなら、なおさら体は資本です。動けるから働ける、食っていける。健康を損ねると、途端に生活が困窮することになります。
最近、がん患者の10年後の相対生存率について発表がありました。ガンの種類によっても大きく生存率が分かれますが、早めに発見できれば長く生きられた命もあったはずです。
ガンは残酷です。命を失う自分だけでなく、大切な人をガンに奪われてしまうまわりの人たちも悲しみでいっぱいにします。健康はあなただけの幸福ではありません。あなたが健康でいることは、まわりをも幸せにするのです。
いつ予約しよう
ぼくは毎年、自分の誕生日の近くに予約を入れるようにしてます。人間ドックが自分への誕生日プレゼントというわけです。
まだ若い方で自分には必要ないと考えていたら、ご両親の誕生日や大切な人との記念日に贈ってみるのも、なかなか粋なプレゼントになるんじゃないかな。
人間ドックの料金
人間ドックは保険適用外です。保険診療にならず自由診療、つまり全額負担です。だからめちゃくちゃ高い。そこも、なかなか足が向かない理由のひとつだと思います。
でも、調べてみると利用できる補助金制度が見つかることがあります。たとえば僕の住民票がある京都では40歳以上になれば実質負担額の3割程度で人間ドックを受診できます。
人間ドックよりも検査できる項目は少なくなりますが、基本的な健康診断なら、40歳から64歳までの方は500円で、65歳から74歳までの方は無料です。
京都以外の方も利用できる助成制度があるはずです。民間の保険会社も割引サービスを実施しているところがあるそうなので、該当しそうな方は自治体、あるいは、保険会社へ確認してみるといいですね。かなりお得に受けられます。
健康診断と人間ドックの違い
どちらも今の健康状態を調べることに変わりはありません。そのための最小項目に絞っているのが健康診断で、人間ドックは健康診断で調べる項目にプラスして、より詳細に体の状態を調べられます。
料金的には健康診断のほうが安いのですが、さらに安心したいなら人間ドックを。毎年、健康診断はしているという人でも、数年に一度くらい人間ドックで本格的に調べてみてもいいと思います。
人間ドックの検査項目
今回、僕が受けたのは、人間ドックの基本メニュー プラス 腫瘍マーカー&大腸CT検診です。
大腸CT検診があったので二日間に渡りましたが、基本メニューだけなら午前中の3時間で全部の検査が終わります。じつは意外に時間はかかりません。
- 身長・体重・血圧.視力。聴力などの基本項目
- 胸部X線
- 心電図
- 肺機能
- 血液
- 胸部エコー
- 胃カメラ
主な基本メニューはこんな感じでした。
胃カメラは鼻からをおすすめ
胃カメラは本当に嫌な検査です。あんな太い管を喉から入れるなんて、想像しただけで「オエッ」てなるでしょ。少しでも楽にしたいなら、鼻からの胃カメラがおすすめです。
麻酔してくれるので鼻にカメラを通すとき圧迫感はありますが、そこまでの痛さはありません。鼻から胃の間、カメラが往復で喉元を過ぎる瞬間は「オエッ」となります。でも、あとはじゅうぶん耐えられるくらいの苦しさです。延々と「オエッ」が続く口からの胃カメラよりも精神的にも肉体的にも負担はかなり軽いと思います。
胃カメラの間、麻酔で眠らせてくれるところもあるそうですね。今回受診した病院にはありませんでした。
あと一緒にピロリ菌の検査もしておきましょう。胃がんの原因のひとつして、最近よく話題になってます。
大腸CT検診について
大腸の検査はオプションです。内視鏡かCTか、検査の方法を選べます。僕はCTを選びました。
CTは割と新しい検査方法で、病気発見の精度が高く、検査時の心身ともへの負担が内視鏡よりも軽いので、いま注目されているみたいです。
面倒なのは検査三日前から始まる食事制限です。検査時に大腸をすっからかんにしておくため、夜寝る前に下剤を飲みます。検査前日は病院から提供されたレトルト食品だけが食べられます。メニューは、おかゆ、カレー、親子丼でした。味は…まあまあ、言わなくてもわかるでしょう。
検査の前日
これ、検査前日の食事の度に飲む造影剤です。1本を3度に分けて飲みます。まずい!
普通の人間ドック前日は、いつもと変わらず睡眠を取れます。お酒を控えて、夜10時以降は飲み食いなしくらいのコントロールで済むのですが、大腸のCT検査前日は参りました。
下剤を飲んで寝てるでしょ。いつトイレに駆け込まなきゃいけないかと考えると、落ち着いて眠りに入れません。ウトウトとハラハラを繰り返し、結局ほとんど眠れませんでした。
検査当日は、少しドキドキしました。知らない人にオシリを晒すわけですから。オシリが丸くあいた紙パンツを履いて、診療台に寝転びます。
そしてメインイベントはストローの登場。管をオシリに差し込みCTで撮影が終わるまで約15分程度。意外に早いです。ストローを突き刺した瞬間「オフぅ♡」と声が漏れたのは内緒です。
人間ドックの結果
大腸CT検診のほうはまだですが、標準メニューの結果は出ました。毎年やっぱりどこか引っかかっちゃうんですよね。ところどころ「赤」が入ってます。大きな病気は見つからなくて良かったですが、経過観察しなくちゃいけないところはいくつかあって…お酒を控えなきゃだな。
人間ドックで評判のいい病院
これ、個室です。大腸CT検査のときに用意されてました。検査の前の着替えや、検査後の休憩に使えます。ミネラルウォーターが置いてあり、専用のトイレもあります。検査終了後、オシリを辱められた屈辱感から立ち直るため、1時間くらいゆっくりしてから帰りました。
こんなふうに病院によって設備が全然違うので、評判の良し悪しは結構ありそうですね。鼻からの胃カメラ、CTでの大腸検診など選択できない病院も多いです。もし、まわりに人間ドックを受けた人がいれば、体験談を聞いてみるといいでしょう。
以下のサイトでは評判のよい人間ドックを受診できる病院を検索できますよ。
以上、人間ドックのレポートでした。ガンのような大病を見つけるだけでなく、いままでの生活習慣を振り返り、健康への向き合い方を考える良いきっかけにもなります。
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